社会1面

「『墓じまい代行』広がる
 撤去や改葬先探しを一括請け負い
 管理に困る人の受け皿に」

 我が家も私や妻が世を去った後、お墓の守りをどうするか、考える時があります。長男一家は遠方に住んでいるし、長女にお金を遺し継いで貰おうか、と妻と話しています。

 「高齢化と核家族化が進み、墓の管理に困る人が増えている。住まいの近くに墓を移す『改葬』は10年で倍増。注目されるのが墓石の撤去や寺院との交渉、改葬先探しなどを一括で請け負う『墓じまい代行』サービスだ」
 そういう仕事があるんだ。
 先ず実例を。

 「2026年4月、中部地方の墓地で墓石の撤去作業が行われた。地元で約300年続く名家の墓。重機が入れない広い敷地を更地に戻す作業は、スタッフ3人がかりで丸2日間に及んだ」
 地方の名門家なのですね。

 「墓じまいを依頼したのは東京都八王子市の女性(62)。墓は父方の先祖や父の骨が納められていたが、10年以上墓参りをしてこなかった。約1年前に兄ががんで亡くなり、対応できる親族が自分だけになっていた」  
 良くあるパターンかと。

 「1月に菩提寺に電話をかけると『墓の管理料を10年以上受け取っていない』と告げられた。女性は翌月に寺を訪ねて住職に未払いの計15万円を渡し、墓じまいを申し出た。父の骨は八王子市に移し、それ以外の先祖の骨は永代供養することが決まった」  
 あら、お安い。我が家が払う管理料は年間1万9千円、です。

 「当初は住職に紹介された地元の石材店に頼むつもりだったが、墓の撤去にしか対応できないという」
 「困った女性が依頼したのが、鎌倉新書が運営する墓じまい代行サービス「お墓の引越し&墓じまいくん」だ」
 鎌倉新書、もともと総裁業界向けの書籍を発行していました。今やプライム上場企業。配当利回りが4%近くあります。

 「墓石の撤去や寺との交渉、改葬許可申請などの行政手続きを担い、長い間墓の下で眠っていた遺骨の洗浄や改葬先への移送も請け負う。永代供養墓や樹木葬といった改葬先も提案する」
 このご時世、商売繁盛ではないでしょうか。

 「同社に寄せられる墓じまいの相談件数は年間1万件以上。担当者は『檀家を離れる際、寺から高額な『離檀料』を求められて相談に来る人もいる。どう説明すれば交渉がスムーズに進むかを助言したり、難航した場合は法律事務所を紹介したりしている』と話す」  
 離壇料、取られるでしょうねえ。

 「女性は同社に約140万円を支払った。父の骨を移した永代供養墓の契約料や寺に支払った墓の管理費、閉眼供養のお布施代などと合わせると総額は250万円を超える」  
 うーん、250万円か。子供たちの為にも、それくらい残しておかないと。

 「それでも女性は『墓じまいの手間や移動の負担を考えると頼んでよかった。供養ができてホッとした』と振り返る」
 そういう気持ちになるのでしょうね。

 「核家族化や少子化に伴い、墓の維持管理に悩む人は多い。厚生労働省によると、改葬件数は14年度の8万3574件から24年度の17万6105件へと倍増した」
 10年で倍、ですからね。いかに増えているか。
 
 「全国石製品協同組合の26年4月の調査で、40~70代の男女500人のうち34%が墓じまいを『将来、検討する可能性はある』と答えた。対応に戸惑う人も多く、各地の消費生活センターに離檀料や墓じまいに関するトラブルの相談が寄せられている」
 墓じまい代行は鎌倉新書だけではなく、無数にあります。
 透明性が薄いだけに、業者選びは慎重にしなければ、と思う記事でした。

       
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