総合2面

「パウエルFRB、8年で幕
 コロナ下、最短の景気後退/インフレ抑制には失敗」

 トランプに意地悪されていたので、ホッとしているでしょうね。

 「米連邦準備理事会(FRB)のパウエル体制が15日、事実上終了した。8年あまりで大きな金融ショックはなく景気後退も短期間に抑え込んだものの、高インフレを防げず政権との対立も深まった。ウォーシュ次期議長は教訓を引き継ぐ」
 慎重に時世を見極めるタイプ。良くやられていた、と思っています。

 「パウエル氏は2018年2月、16代目のFRB議長としてイエレン氏の後を継いだ。もともとは政治学や法律の専門家で、エコノミスト以外の人選は異例だった」 
 そうだったんだ。政治と法律の専門家だったとは。

 「任期中に新型コロナウイルスが世界を襲った。国内外を問わず人の移動や物流が止まり経済活動が停滞。米国も10年超に及んだ景気拡大が20年2月に終わった。FRBはすぐさま緊急利下げや米国債などの大量購入に打って出た。景気後退は同年3~4月の約2カ月と過去最短で収まった」  
 あの時の対策、金融緩和策は功を奏しました。株価は夏から戻り始めたのを覚えています。

 「実質国内総生産(GDP)の増減率や失業率はコロナ禍で振れたものの総じて安定を保った。米国株投資の指標であるS&P500種株価指数は2.7倍に上昇。米国を除く世界株指数は5割高にとどまった」  
 FRBの使命は雇用と物価安定。雇用は守られた、と言って良いでしょうね。

 「インフレ対応では禍根を残した。新型コロナ流行に伴う供給力の減少や感染拡大が一段落した後のリベンジ消費、22年に始まったウクライナ戦争に伴う原油高をうけ物価が大きく上昇した」

 「米個人消費支出(PCE)物価指数の上昇率は食品とエネルギーを除くコアベースも含めて、21年以降5年連続で目標の2%を上回った。当初、高インフレを『一時的』と主張し続け対応が遅れ、歴史的な金融引き締めにつながった」  
 確かに、物価高を一時的、と言っていましたね。そこをトランプに付け込まれた感も。

 「直近でも中東情勢の混迷が加わり、高インフレの根は絶ちきれない。財政懸念もあって長期金利の指標である10年物国債利回りは4%台と高止まりが続いている」  
 ともあれ、8年間お疲れ様でした。  
 今の株高もパウエル議長の尽力もあったから、と思っています。  
 回顧録が出版されたら、買いますよ。


       
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