1面

「上場企業、6年連続最高益
 AI需要が原油高吸収
 今期4%増
 半導体や銀行けん引」

 1面トップ記事です。

 「原油高の逆風が強まる中でも上場企業の稼ぐ力は拡大している。2027年3月期の純利益は57.6兆円と前期比4%増え、6年連続で最高を更新する。人工知能(AI)需要を取り込む半導体や部材、金利高の追い風を受ける銀行が利益を伸ばす」  
 半導体関連、銀行、そうだろうな、と思います。
 ただ、記事で紹介されているのは、日本の誰もが知る大企業ばかり。中小にも恩恵はあるのでしょうか。

 「『エチレン設備の稼働率は7割を下回る』。三井化学の吉田修最高財務責任者(CFO)は決算会見でこう話した。原料であるナフサ(粗製ガソリン)の供給不足が背景にある。めがねレンズ材料などの販売増で今期は最終増益の計画だが、中東リスクへの警戒は拭えない」

 「トヨタ自動車は中東情勢を起因とした原材料高が前期比で4000億円の営業減益要因になり、純利益は2割減とみる。航空燃料高が響くANAホールディングスや日本航空も最終減益を見込む」  
 秋の旅行では、ANAかJALにお世話になります。ただ今、計画中。
 そして、多くの会社が最終増益。

 「古河電気工業はデータセンター向けの光ファイバー、TDKはデータ処理に必要なハードディスクドライブ(HDD)用部品の販売増が続く。大量の電力を消費するデータセンター向けに日立製作所は送配電設備が伸びる」  
 あ、日立もですか。これは知らなかった。

 「半導体関連では検査装置のアドバンテストが連続で最高益を更新する。純利益は2倍超になった前期からさらに2割以上増える見通しだ。製造装置の東京エレクトロンの4~9月期は増益を確保する」  
 アドバンテストと東京エレクは、すっかりお馴染みの銘柄。双方の株価チャートは、小気味よい右肩上がり。

 「データセンターで使う半導体メモリーは需給が逼迫し、製品価格は右肩上がりだ。キオクシアホールディングスの26年4~6月期は純利益が8690億円と前年同期の48倍に膨らむ」  
 キオクシアの株価がここまで騰がる、と誰が予想したでしょうか。
 そして、金利上昇を睨んで銀行も好調。

 「三菱UFJフィナンシャル・グループなど3メガバンクの純利益はそれぞれ過去最高を更新する見込み。貸出金の利息収入が増えるほか、M&A(合併・買収)助言などの収入も伸びる」  
 
 「地銀大手ではふくおかフィナンシャルグループや横浜フィナンシャルグループが最終増益を計画する」  
 地方へ行けば、やはり地元の銀行が強い。長男一家が住む愛媛県松山へ行けば、ひめぎんと伊予銀が目立ちます。

 「不動産は物件価格の上昇が追い風になり、三菱地所など大手5社の純利益はいずれも過去最高の見通し。都心のオフィス需要は好調で金利上昇に負けない賃料の引き上げを実現できている」  
 その割にはリートETFが冴えません。

 「前期に最終赤字を計上したが、構造改革などにより浮上を目指す企業もある。ホンダや日産自動車は今期の黒字転換を計画する。ロームとニコンも黒字化につなげる方針だ」  
 自動車はともかく、ロームとニコン決算は意外でした。
 もちろん、今後の不安要素はあります。

 「値上げをしても顧客が離れにくい価格戦略、いわゆる価格支配力を維持できるか問われる局面になる」
 「中東情勢の影響は不確実性が高い」
 「燃料高騰やナフサ不足が長期化すれば企業業績が腰折れする可能性もある」  

 指摘され出したらキリがないでしょう。
 いろいろ難事が来ても、日本企業はそれを乗り越えて来ています。これからも期待しています。
   
     
        
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