オピニオン面

「バフェットの残響やまず」

 日経新聞コメンテーター梶原誠さんのコラムです。尊敬するバフエットさんにまつわる内容。
 かなり長めなので、所々抜粋します。

 バフエットさんはバークシャー・ハザウェイの株主総会で登壇しませんでした。
 「バフェット氏の足跡は消えない。『バフェット不在の総会』はむしろ、同氏のありがたみを高めた。これからも投資家の教科書であり続ける」
 そうでしょうね。

 「バフェット氏は大量の読書で企業を見極める直感を磨いていた。何事も同僚のチャーリー・マンガー副会長と決め、多様な環境に対応していた。負債と違い返さなくてもよい自己資本で企業を長期保有し、稼ぎを再投資していた。企業価値が年10%増えれば、7年で2倍に膨らむ『複利効果』だ」
 決して一人で決定していたわけではありません。そして「企業を長期保有し、稼ぎを再投資」これが基本です。

 「バフェット氏の足跡をもっとも生かすべきなのは、日本企業にほかならない。同氏の最後の実績と言えるのが、総合商社などの日本企業を発掘し、魅力を世界に広めたことだ。日本株への強気を表明した23年4月の来日以来、外国人投資家は約18兆円買い越した」
 バークシャー・ハザウエイの株主も日本株を買いたい層が増えているとか。

 「バフェット氏は投資がうまいだけの人物ではない。投資という文化を大衆に広げ、米国をリスクマネーで繁栄する国に変えた。その縮図が毎年4万人を集めた総会であり、日本が目指す資産運用立国の姿だ」
 なるほどねえ。

 「同氏の金言がある。『資本主義はカジノ付きの聖堂だ』。マネーをカジノに、社会を聖堂に例えた。利益を貪欲に追うマネーを集め、社会に役立てたからこそ米国の資本主義は発展した」
 アメリカの繁栄の裏には、バフエットさんのような長期投資家もいたのです。

 「日本に当てはめてみよう。バフェット氏らの投資マネーが外国から集まり、触発された日本の個人も貯蓄から投資に資金を移している。だがマネーを社会に流すインフラは逆に壊れていないか。バフェット氏が来日して以来露呈したのは当局者のインサイダー取引、証券会社の顧客詐欺、ニデックやオルツの会計不正など、株式市場をゆがめる不祥事ばかりだ」
 ニデックの不正は大きすぎてビックリでした。

 「『日本の主要企業全てを観察する』。23年にバフェット氏が東京でぶち上げる前の日経平均株価は2万7000円台だった。すでに2倍を超えたが実態はどうか。バフェット氏はもう多くを語らない。スーパースターの強気の正しさを証明するのは日本自身だ」
 さあ、どう応えて行きましょうか。  
 バフエットさんがここまで発したメッセージを企業の経営者は、もう一度思い浮かべても良い時期でしょうね。

       
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