総合2面

 「日本株、半導体・銀行が主役
 時価総額「10兆円クラブ」27社に
 自動車・通信は失速」

 長生きをすると、こういう変遷も目にできるんだ、と思いましたね。

 「日本の株式市場で主役の交代が進んでいる。時価総額上位の常連だった自動車や通信が失速し、代わって人工知能(AI)向け需要の急成長に沸く半導体関連や銀行、商社が躍進した。主力株の浮き沈みは産業構造やインフレ転換への市場の評価を映す」  
 どうしても日本の主力は自動車、との思い込みはあります。

 「株価に発行済み株式数をかけた時価総額が10兆円以上の企業数は11日時点で27社と、25年末から4社増えた。4月半ばには一時30社に達した」  
 30社、ですからね。

 「『10兆円クラブ』は10年前の16年5月末にはトヨタ自動車、NTTドコモ、NTTの3社だけだった。月末ベースで23年12月に10社、25年5月に20社へそれぞれ初めて達した。20兆円以上も過去最多の11社まで増えた。規模や取引量の面でグローバル投資家の対象になり得る超大型株が日本に広がっている」
 詳しく見たいですね。

 「成長株の筆頭は半導体企業だ。キオクシアホールディングスの時価総額は11日に初の25兆円台に乗せ、24年12月の新規上場(7843億円、公開価格ベース)から約1年半で30倍超になった。順位を25年末時点の43位から4位まで上げ、日立製作所やキーエンスといった並み居る大手メーカーを抜き去った」  
 ここでも半導体か。

 「米オープンAIに投資するソフトバンクグループ(SBG)など、AI・半導体関連が上位10社のうち4社を占める」  
 整理します。
 1位はトヨタ、2位三菱UFJ、3位ソフトバンク、4位キオクシア、5位東京エレク、6位ファストリ、7位日立、8位三井住友FG、9位アドバンテスト、10位ソニー、という布陣です。

 「銀行株の復活も見逃せない。三菱UFJフィナンシャル・グループなど3メガバンクは25年、約20年ぶりにそろって10兆円に乗せた。インフレによる金利上昇環境で収益力を高めている。世界に事業投資の根を張り資源権益を持つ総合商社も、三菱商事など軒並み順位を上げた」  
 三菱商事は12位です。

 「企業の売上高や利益はインフレ環境で膨らみやすく、その成長期待を反映する株価の押し上げに働く。AI投資で引き合いが強まるもとで売価が高まり業績が急拡大する半導体株は、インフレと株高を示す象徴的な例だ」
 「インフレは企業に値上げだけでなく設備投資や賃上げを促す。日本経済がようやく健全な競争環境になってきた」
 健全な姿なのね。

 「一方で退潮が目立つのが自動車株だ。トヨタは45兆円強で首位を保つが2位以下との差は徐々に縮みつつある。ホンダ、日産自動車も含む自動車大手3社はPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る。東証株価指数(TOPIX)に占める『輸送用機器』の比率は5.3%と過去1年で2ポイント下がり、00年以降で最低だ」  
 何だか残念な気もします。

 「10年前のランキング上位にはNTTグループや日本たばこ産業(JT)、日本郵政といった参入障壁が高い『旧公社』系が多かった。高配当を出す老舗企業が目立ったが、投資マネーの視線は成長企業にシフトした。NTTは稼ぎ頭のNTTドコモが不振を抜け出せず、20位前後に沈む」
 ちなみに10年前は、JT4位、日本郵政8位、ゆうちょ銀行9位、でした。

 「入れ替わる形でユニクロを世界展開するファーストリテイリング、事業構造改革で復活した日立などが伸長した」
 「かつて日本には車ぐらいしか成長産業がなかった。グローバル企業が上位に並ぶようになったのは喜ばしい」
 そういうものなのか!

 「MSCI全世界株指数(ACWI)に占める日本の時価総額比率は4月末で5%。4.7%だった25年夏からは持ち直しつつあるが、10年前(7.7%)に比べて地位低下が否めない。最高値更新が続く日本株の失地回復はまだ道半ばだ」
 半導体頼みなのが気になりますが、持ち直しているのは確か。これからも着実に確実に復活して欲しい。10年後の光景、見ることができるかしら。



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