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 「ある翻訳家の取り憑かれた日常」 村井理子著  大和書房  1,900円+税金 
 後半、8月以降の日記となります。

 相変わらずの忙しさ。
 翻訳家として、またエッセストとして、売れっ子なのがわかります。高校剣道部の双子兄弟の母としての気苦労、老犬の世話、義両親とのやり取り、掃除、対談の仕事、いくつもの難を抱えながらの翻訳。

 「最近とても忙しく、いつもの『頭の中が喧しい』状態がスタートしてしばらく経過している。頭のなかのガチャガチャが止まらないのだ。目をつぶっても、次から次へと文字が流れ、情報が流れ、寝るどころではない。こういう時に仕事は捗るのだが、眠ることができなくなるのが困る」
 うーん、ちょっと想像ができません。
 さらに、ところどころに格闘している様子が伝わってきます。

 「翻訳とは、まさに重労働なのだ」
 「翻訳って聞くとかっこいいイメージがあるかもしれないけれど、実際は泥臭い仕事だ」

 「ページをどれだけめくっても、文字は出てくる。めくり続けると、紙のページがまるでタペストリーのように、延々と続く網目に見えてくる」

 成れるはずもありませんが、翻訳家にならずに良かった、と思うのでありました。

 そして、義両親の状況はますます悪化して行きます。これまで家で翻訳していた理子さんも、とうとう旦那にも面倒を見させることに。当然です。
 義父のとぼけた言動は、将来の自分を見るようで痛々しい。認知症が進んだ義母への対応も、適当にあしらっているようでいて、的は外していないよう。(と、思う)

 11月以降は、少し大事に読み進めました。
 無事に一年が終わるのか、ハラハラもしますが、2023年は静かに暮れて行くのでした。  
 果たして村井理子さんの望む通り、2024年は「少しだけペースを落として、じっくりと書くことに取り組みたい」となったのでしょうか?気になるところです。

   それでは、また明日!!

                                                 
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