グローバル市場面

「米株、短期的に上昇
 トランプ氏勝利、市場の見方
 移民・関税政策は重荷」

 8年前のトランプ当選時の混乱が嘘のよう。アメリカも日本も平穏な市場が続いています。
 「トランプ氏が掲げる公約などを踏まえ、株式、為替、金利、商品相場はどのような展開が予想されるのか。市場関係者の声をまとめた」

 「米国株は短期的に上昇するとの見方が多い。インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジストは『個人所得減税などの延長やIT(情報技術)・金融分野での規制改革への期待が強まり上昇につながる』とみる」
 この方ダウは4万5千以上、と「週末8日の終値4万3988ドルからおよそ5%高い水準」を予測しています。

 「ただし25年にかけてはトランプ氏の掲げる移民や関税の政策が重荷になるとの声も目立つ。明治安田アセットマネジメントの河上康弘グローバル株式運用部長は不法移民の抑制で労働力が制限される可能性を警戒する。関税引き上げにより物価が上昇すれば、米長期金利は高止まりし『25年後半にかけては高PER(株価収益率)を許容しにくくなりそうだ』と話す」
 関税引き上げで、アメリカ国内の物価も上がるのか。

 「規制緩和などを材料視して米国株が上昇すれば、日本株には追い風になりそうだ。そのうえで見方が分かれるのがトランプ氏が掲げる関税引き上げの影響だ。みずほ証券の菊地正俊チーフ株式ストラテジストは『日本企業の米国向け輸出には悪影響となる。法人減税と合わせて、恩恵を受けるのは米国内で生産体制を持つ自動車や機械メーカーの一部に限られる』」  
 あまり良い影響はないようです。

 「一方、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントの青木大樹最高投資責任者は関税政策が対中国を意識したものになると予想する。『代替生産地として存在感が強まり、日本の製造業には追い風になる』とみる」

 後日、どの方の意見が近かったか、など答え合わせをする野暮はしません。それぞれの専門家ら導き出した予測でしょう。
 総じれば、短期今年は株高、来年は関税引き上げもあり不透明、と思っておきます。             

       
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