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「金と連動、価格2倍に
 万年筆 販売減、メーカーに試練」

 中学校に入る時、親戚からパーカーの万年筆を贈られて、とても嬉しかったことを覚えています。大人になった気持ちがしました。

 「史上最高値圏にある金(ゴールド)と連動する製品がある。万年筆だ。多くのモデルのペン先には、腐食しにくく柔らかい書き味を実現する金が使われている。平均価格は過去5年で2倍以上になった。あまりの高騰に、販売本数は減り続けている」  
 最近、万年筆使っていないなあ。

 「筆記具大手のパイロットコーポレーションは10月、日本で最も売れている万年筆の一つである『カスタム74』の価格を税抜き2万円に引き上げる。現行品は1万6000円で25%増しとなる」
 万年筆なら2万円は致し方ない気もします。

 「万年筆のペン先には、金を使うのが一般的だ。インクには硫酸や塩酸が含まれることがあるため、耐腐食性の強い金が選ばれている。柔らかい書き味も期待できる」
 「ただ、ほんの一部分に過ぎない金が、値上げの主な要因というのは本当なのか。1本の万年筆に使用する金がどれくらいかを業界関係者らに聞いたところ『0.3~0.5グラム』とする答えが多かった」

 「地金大手の田中貴金属工業は9月10日時点で純度99.99%の金1グラムの店頭小売価格を1万2755円に設定している。19年の同日は5622円で約7000円高くなった」
 さらりと書いてありますが、5年で1グラムが7000円高くなっているのです。これ、凄くないですか。

 「万年筆に使う金は、純度75%の『18金』や58.5%の『14金』が多い。実際に万年筆の販売業者がいくらで仕入れているかは不明だが、仮に14金を0.5グラム(純金換算で0.3グラム弱)使用すれば、2000円ほどの値上げ要因になりそうだ」
 理屈はつく、わけです。

 「さすがに、消費にはブレーキがかかっている。日経POS情報によると、24年8月の販売数量は202本と、756本だった5年前(19年9月)の3分の1以下に減った」
 そうでしょうね、万年筆を使わなくても、良い文具がたくさんありますし。

 「厳しい環境だが、健闘しているメーカーもある。今年度の出荷実績が『微増』というパイロットもその一社だ。カスタム74など高額な万年筆を取り扱う一方で、POSランキングで2位に入った『ライティブ』など、ペン先にさびにくいステンレスを使った安価モデルにも注力する」
 ステンレスかあ。

 「セーラー万年筆は24年4月、新商品『TUZU』を発売した。税抜き4500円で、ライトユーザーを主要な顧客に位置付けている。ペン先はステンレス製だが、書き方によって先端部が回転する仕組みを採用するなど使いやすさを追求している」
 金はこれからも高くなることでしょう。
 万年筆の先は金、と思い込んでいましたが、ステンレスでも良いかも。一度使ってみようかなあ。
                   

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