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ターミナル起終点駅
桜木紫乃 講談社文庫 680円+税金
電車の中、空港の待ち時間、飛行機内で、ホテルの部屋で、少しづつ読み進めようと買った一冊。
しかし、思惑とは裏腹、一気読みでした。一日半で読み終わり、振り返りながら読み返しています。
どうしたら、こんな物語を思いつくのか。六編から成る短編集ですが、一つ一つが良くできていて、甲乙つけがたい。
特に表題作の「ターミナル起終点駅」は、主人公が六十五歳、結婚する長男が三十五歳と、我が家と年齢が一致するので、気持ちが寄り添いました。
「スクラップ・ロード」の身をやつす感も良い。新聞記者・山岸里和が登場する「海島の行方」と「たたかいにやぶれて咲けよ」は、里和の成長譚としても読めます。
「潮風の家」泣けるなあ。
つまり、どれもすべて素晴らしい。珠玉の物語集でした。
お勧め致します。
それでは、また明日!

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