月はどっちに出ている、作者逝去　今朝の日経から6月30日【国際情勢・社会面】 : インデックス投資家の老後生活<実践編>

社会面

「梁石日さん死去　作家『血と骨』、87歳」

　私は「血と骨」を発売と同時に買って読みました。ぶ厚い本でした。30歳代でしたね。
しかし、むしろ映画「月はどっちに出ている」の作者と言った方が通りが良いでしょうか。

　「血と骨などの小説で在日文学に新たな地平を切り開いた作家の梁石日（ヤン・ソギル、本名=梁正雄=ヤン・ジョンウ）さんが6月29日午前、東京都の病院で死去した」
　87歳、大往生でしょうか。

　「在日朝鮮人2世として生まれ、1990年代に韓国籍に。経営する印刷会社が破産し、20代で多額の借金を背負った。30代前半から約10年間、タクシー運転手として働き、その経験を基に書いた小説『タクシー狂躁曲』が、崔洋一監督によって映画『月はどっちに出ている』となり、ヒットした」
　月はどっちに出ている、良い映画でしたね。原作も面白かった。

　「父をモデルに、暴力と不信、孤独に支配され、欲望のままに生きる主人公を描いた『血と骨』はベストセラーとなり、山本周五郎賞も受賞。崔監督、ビートたけしさん主演で映画化された同作は、数々の映画賞を受けた」
　映画の「血と骨」は見ていません。原作が素晴らしく、その世界が歪められていたら、と思ったらその気になりませんでした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　