総合2面
「世界景気減速にシグナル
銅2割安・米金利逆転・海運値崩れ」
嫌な内容ですが、目をそらすわけにもいきません。こういう指標はやはり頭のどこかに入れておきたいと思います。
「市場で世界景気の減速を示唆するシグナルがともっている」
まず商品です。
「商品相場では銅が今年の高値から2割安、亜鉛が3割安、アルミニウムが2割安などと下落が目立つ。特に銅はインフラや自動車、家電製品など幅広い産業で使われ、価格は景気を診断するように先行して動く」
「銅価格の下落が示すのは、世界の銅需要の6割を占める中国経済の停滞懸念だ。中国では、建築用銅電線が銅の主要な消費先となっている」
どうも不動産業が不振のようです。
「不動産だけでなく、4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が好不調の境目である50を4カ月ぶりに下回る。欧米の経済成長も鈍り、中国からの輸出が加速する状況にもない」
もう一つは債券。
「期間が短い米国債利回りが、長いものを上回る異例の状態を逆イールドと呼び、景気後退のサインとされる。満期まで2年の国債と10年の国債を比べると、逆イールドの状態が26日時点で226日間続いている。1981年以来、42年ぶりの長さとなる」
「背景には米連邦準備理事会(FRB)によるインフレを抑え込むための金融引き締めが、景気を下押しするとの懸念がある」
逆イールド状態が長引けば、過去の例からも株価への影響が懸念されます。
三つめは海運。
「コンテナ船市況は欧米の消費の弱さを反映し低迷が続く」
「荷動きが鈍い要因は、欧米の小売りで積み上がった過剰在庫だ。アジアから欧米への輸送は家具や衣類、玩具など最終消費財が多い。コロナ下の供給網の混乱を受けて、小売り各社は在庫を多めに確保していたが、インフレ下で消費は伸び悩む。在庫を過剰に抱えるようになり、2022年後半から輸送量が急速に減少している」
結論として「3つのシグナルは市場の根強い景気懸念を映し出す」
景気悪化が決まったわけではありませんが、総じて日本の企業の業績へも影響を及ぼすことは確実でしょうね。

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