グローバル市場面

「米株ETF、流入8割減
 1~5月、景気減速を懸念
 消去法の日欧シフト」

 いっときは我が世の春を謳ったアメリカ株ですが、このところは調子良くありません。
 「米経済への混乱に伴う相場の急変リスクを回避しようと、比較的景気が底堅い先進国にマネーが流れている」

 「米株式市場で、米国株に投資する上場投資信託(ETF)への資金流入が細っている。年初から5月までの累計流入額は、前年同期に比べ8割減った。米国は根強い物価上昇圧力を背景に、追加利上げの観測がくすぶる。景気減速で企業業績が悪化し、株価の下落が懸念されているためだ」
 米株インデックスファンドを買うのが一番の近道、と思われた時もありました。

 しかし、資金の流入は明らかに減って来ています。
 「2021年以降、個人投資家を中心におおむね毎月数百億ドルの資金流入があった。5月単月でみても、流入は67億ドルと前年同期のおよそ5分の1だった」

 裏付けもあります。
 「S&P500種株価指数を構成する銘柄の1株当たり純利益について、7~9月以降底入れするとの市場予想が大勢だ。だが、利上げが長引けば企業業績が想定以上に悪化するリスクがある」

 「米国に代わって、資金の受け皿になっているのが日本や欧州といった米国以外の先進国だ。日本株ETFの流入額は5月、11億ドルと前年同期の5倍に膨らんだ。欧州も、ポーランドなどをのぞく先進国に限った地域は4億ドルの流入だった」
 それはもう、良くわかっております。

 日本の賃上げや企業の統治変革などは特殊事情としても、全体的には「リスク回避目的の消去法的な買い」が中心。
 「物価上昇圧力が強い欧州は、金融引き締めの長期化で景気が想定以上に失速しかねない」 
 そうしたら、資金が向かう先が無くなってしまうではないですか。すべて日本へ振り向ける?いえいえ、そうはならないでしょう。

 アメリカ経済の不安感、不透明感が早く晴れることを願います。やはりアメリカが元気でいないと、安心はできません。
                                                                   
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