総合2面

「英中銀、年金危機 瀬戸際の回避
 国債売却発表も一転購入
 低金利のひずみ露呈」

 どこの国であろうと「年金危機」の文字を眼にすると、心中穏やかではいられません。何があったのでしょうか?
 「英イングランド銀行(中央銀行)が英国債の購入に突如、転換した。電撃的な買い入れに踏み切ったのは、年金基金が破綻する事態を避けるためだ。低金利を前提にリスクが潜む運用に傾斜した年金が、国債価格の急落で資金難に陥りかねなかった」

 イギリスの年金運用の特殊性もあるようです。
 「今回、苦境に直面したのはライアビリティー・ドリブン・インベストメント(LDI=債務主導投資)と呼ばれ、英国の確定給付年金に普及する運用戦略だ」
 LDI、これが今回のキーワードです。

 「債券や株のような通常の運用資産だけでなく、デリバティブ(金融派生商品)を活用する。変動金利を払って固定金利を受け取る金利スワップなどを使う」
 「低金利下で債券運用のリターンを稼げないので金利スワップで補完し、全体としてリターンを確保するという考え方だ」

 レバレッジもかけています。

 「金利の急騰はLDI運用の危機につながった。金利スワップの評価損が膨らんだうえに国債など担保価値も目減りし、取引相手方の金融機関にマージンコール(追加担保の差し入れ要求)を突きつけられた。年金は追加担保のために国債売却を余儀なくされ、さらに国債利回りが上昇する悪循環にあった」
 これが「年金危機」となったわけです。

 「年金の債務が大きくデリバティブで資産を底上げする必要があった。LDIは日本などでは普及していない。ただ、低金利のひずみが急速な金利上昇で露呈しやすくなっている状況は各国に共通する」
 日本の場合、ひとまずは心配しなくても良いようです。しかし、低金利、金融緩和継続、
円安がどのような影響を及ぼすかは、まだ分かりません。


  

                                                                          
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