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「米株式市場にも分断の影
 ファンドを標的 規制論再燃も
 格差拡大、個人SNSで共闘」

 とうとうアメリカ個人投資家の連帯が日経の1面トップを飾る出来事になりました。個人も集まればヘッドファンドも「打ち負かされ」てしまいます。

 「空売り専門」(空売り専門があるのですね)のシトロンという会社が「米ゲームストップ株に対し、割高だとして空売りしていることを公表していた」
 これに対して「経済格差への不満から、敵とみなしたファンドを倒すために実績や成長性を無視した買いを」入れるために個人投資家が共闘しました。
 「空売り勢を締め上げろと連帯した個人が、ゲーム感覚で共闘して買い向かった」

 結局株価は「連日急騰、株価は5倍以上に」なり、シトロンは白旗を上げました。空売り中止です。
 SNSの「レデットでつながる個人投資家の間には、富裕層への不満が渦巻く」これがアメリカの「分断」の象徴でもある訳です。
 
 「米連邦準備理事会(FRB)によると上位10%以上の富裕層は、20年春のコロナ・ショック以降の株高局面で6.7兆㌦(約700兆円)も資産を増やした。低所得者を救うための各国政府の財政政策や中央銀行の金融緩和策が、市場を通じ逆に格差拡大につながっている」
 私も富裕層ではありませんが、日本と世界の金融緩和策と財政出動でインデックスファンドが上昇し、今のところ恩恵を受けています。昨年も投資信託の含み益は増えて行くばかり。ただし利益確定をしていないので、儲かった、わけではありません。
 アメリカの個人投資家の怒りは、もっともだとも思えますがサイトでつながって、しかも攻撃的というところに分断の亀裂の深さが伺えます。

 「個人投資家の投機的な取引は、市場全体の混乱の引き金になりかねない。米株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は29日、前日比約10%高い33台と不安心理が高まった状態とされる20を上回っている」
 この混乱が消えて行くのか、さらに広がっていくのか、アメリカ政府の規制も絡み不透明な状態となっています。
 

    
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