マーケット総合1面

「株価いつか来た道
 マネー定着には配当利回りがカギ」

 昨日の日経平均は利益確定売り、だったそうで123円安の27,444円で引けました。下落したとはいえ、大納会としては31年ぶりの高さだそうです。
 31年前と言えば、長男が生まれた頃。一人の人間が生まれ成長し、就職、結婚、子育て、に至るまでの時間、高値を更新できなかった、とは改めて日本株の長きに渡る低迷に思いを馳せてしまいます。

 それゆえに、この株高がこれからも続くかどうか、を自信を持って言い切れない専門家も多々いるようです。
 「長年、日本株を見てきた市場関係者の目には、この株高がいつか来た道に映る。景気の入り口で人気化しても回復が止まると売られる相場を繰り返してきたからだ」

 そして今や「日本株は短中期のトレード対象どまりで、長期保有目的の投資先としては人気は高くない」

 専門家が指摘するのは日本株の利回り向上です。「日本株の魅力を高める処方箋と考えるのは、日本株の配当利回りの向上だ。日経平均採用銘柄の平均配当利回りは過去5年の平均で2%を下回る。成長株の多いS&P500種株価指数とほぼ同水準で、欧州株のストックス600指数の3.5%に大きく見劣りする」
 日本株の利回りは平均2%以下ですか。改めて知ると少々驚きです。随分低いのですね。

 配当利回りが上昇すれば、債券などに流れていた資金が株へ向かう可能性は大です。今や各国の債券は金利低下で投資するのもためらうくらい。それならば株へ、と思わせるには配当が少ない。
 もう少し配当が良くなれば、ある程度資産を持つ高齢者が年金の補填として配当を貰う、という構図も考えられます。

 今年の株高は「日本企業の財務の強固さが再確認され、買い要因となる場面もあった」よう。配当利回りの向上で日本株買いへ向かわせるには絶好の時期に来ているかも知れません。
            
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