ご訪問ありがとうございます。
    
 祖父母の家は裕福な家庭でした。東京から1時間の地方都市でしたが、土地は何百坪もあり、庭ではニワトリを数羽買っていました。土地にアパートを建てて、部屋貸しを生業としていたのです。
 家には当時はまだ珍しい箱ティッシュがあり、孫むーちょが「ブー、ブー」と車が好き、という理由でドアが観音開きのクラウンを買っていました。
 昭和30年代、前半のことです。

 私の晩酌はウイスキーですが、だいぶ暑くなってきたのでお湯割りからオンザロックへ替えています。朝、夜使う氷を作っておこうと冷凍庫を開けた時に、ふと思い出したのです。「祖父母の家の冷蔵庫は氷式だった」と。

 当時、電気冷蔵庫はまだありませんでした。冷蔵庫の形はしていましたが、氷で冷やすタイプです。毎朝氷屋さんが祖父母の家に来ます。ハサミの大きいような器具を使い、大きな氷を挟んで冷蔵庫の上の扉へ入れます。
 そうすると、だいたい一日もつのです。下の段に食料品やらビールやらを入れます。

 昔は「氷屋さん」という商売が成立していました。紺の前掛けをかけた店主が毎朝毎朝「ちわーす」と台所へ入ってきます。大きな氷を挟んでいるので、氷屋さん全体から冷気が漂っていました。

 電気冷蔵庫が発売され、すぐさま祖父母は買いました。すると氷屋さんは家に来なくなりました。子ども心に氷屋さんは今何をしているのだろう、と泊りに行った夏休みの朝、思ったことの記憶が今朝蘇りました。


↓こんな感じ。上の段に氷屋さんが大きな氷を入れて行きます         
スクリーンショット (619)

 それでは、また明日!!
                                                                               
   
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。お役にたちましたら、クリックをお願い致します。
今後の励みと致します。


にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ
にほんブログ村


投資信託ランキング


スポンサードリンク